「この人って天才だよなぁ」って人に出くわすと、以前はイチイチ嫉妬したり落ち込んだりしたもんですが、今はただ純粋に「凄いなぁ」「世の中に認められるといいなぁ」なんて思うようになりました。そんな自分の変化がちと寂しいような気もするんですが、嫉妬していた頃の自分は「実は僕も天才なのに」と何の根拠もなく一方的にライバル心を燃やしていたに過ぎなくて、アマデウスに対するサリエリみたいな‥‥あ、それは言い過ぎです。僕はサリエリですらありません。
天才が描く唯一無二の世界というものは、そもそも世間からの理解や評価を望んでおらず、むしろそういったものを拒むような態度をとる事も多いので、誰からも理解されず、その存在が気づかれる事すらなかったりします。その天才がもし狡猾な商人気質を併せ持っていれば、あえてツッコミどころを配置したり、人の気を惹くキャンディーをまぶしたりするんでしょうが、多くの天才はそれを良しとせず‥‥とまぁ、僕が勝手に思い描いた天才像の話はともかく、久々に圧倒的な才能に出会ってちょっと興奮しております。
コメント
コメントを投稿