今はほぼ「Spotify」一択になってしまった僕の音楽リスニング環境ですが、かつては様々な「音楽聴き放題サーヴィス」を渡り歩いておりました。過去ブログを検索してみたら、僕が「iango」というサーヴィスに出会ったのは2008年だったようです。
音楽聴き放題と SNS をミックスした「jango」のコンセプトはとてもユニークなもので、言葉の壁はあったものの当時僕はそこで色んな方々と交流していました。後に「Laconia」という写真集を共同制作することになった Peggy Sue 女史と出会ったのも「jango」でした。
その後 Facebook や Twitter に SNS の軸足を置くようになったこともあり、すっかりご無沙汰の「jango」でしたが、何年かぶりにアクセスしてみると、ユーザー同士が交流できるような機能は姿を消し、ただ音楽を聴くだけの場所に変わっていました。
考えてみると、以前は「jango」や「finetune」などのサーヴィスを通じて、音楽ファンの間に共感や連帯が生まれましたし、センス溢れる選曲をするキュレーターに対しては、尊敬や憧れを感じることすらありました。
けど、サブスク全盛の今、たとえば「Spotify のおかげで友達ができました」なんてことは起こりにくいんですよね。プレイリストを作ったりハートを付けたりはできても、ユーザー同士の交流の場としては機能しておらず、昔を知る者の1人としては「そこがちょっと寂しいな」と感じてしまうんです。
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