「音楽系ポッドキャスター」ひげフレディー15年の歩み

「ポッドキャスト」というものが登場して16年ほどになりますが、音楽を配信するポッドキャスターを日本であまり見かけないので、ここらでひとつ自分の「音楽系ポッドキャスター」としての歩みをまとめておく事にしました。

僕がポッドキャストで音楽を流すようになったのは15年前。2006年に「Fredio ver.1」から配信した「podsafe SHUFFLE! 01」が最初でした。その後「Fredio ver.1」終了までの3年間に25本を配信。

● Fredio ver.1「ボクらの音楽室」(2006〜2009年)
https://fredio.seesaa.net/category/619290-1.html

そして2009年から現在まで続いている「Fredio ver.2」では、「podsafe SHUFFLE!」とスピンオフを含む50本以上の音楽コンテンツを配信してきました。

● Fredio ver.2「podsafe SHUFFLE!」(2009年〜)
https://fredio2.seesaa.net/category/6874385-1.html

2015年からはポッドキャストと並行してライヴ配信をスタート。「Live365」→「Mixlr」→「Spreaker」→「Mixcloud」と配信拠点を転々としながら生配信を続けています。2015年以降、僕の音楽配信の軸足はポッドキャストからライヴ配信へと移り、「音楽オンリー」だったポッドキャスト時代と異なり、生配信中にいただいたリスナーからのコメントを紹介しながら番組を進める「音楽&トーク」のスタイルに落ち着きました。

● ナマヒゲ創庫(2016〜2020年)
https://anchor.fm/namahige

僕が音楽配信の拠点をダウンロード型のポッドキャストから、ストリーミングに移行した最も大きな理由は、かけられる音楽の自由度にあります。著作権の問題をクリアしにくいポッドキャストでは、かつて「ポッドセーフ・ミュージック」と呼ばれていた曲や「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」などに基づいて公開されている曲しかかける事ができません。もちろん「ストリーミングなら何をかけてもオッケー」というわけではなく、厳密に言えばグレーな部分もあったりするんですが、いま配信に使っている Mixcloud は「ミュージシャンに適正なロイヤルティーを支払っている」と明言している数少ないサーヴィスの1つです。

● Fredio on Mixcloud(2016年〜)
https://www.mixcloud.com/Fredio/

音楽番組の配信には、複雑なオトナの事情が絡み合っていて、著作権に関する運用法も各国の足並みがなかなか揃いません。そんな厄介な世界にわざわざ足を踏み入れる配信者は多くないかも知れませんが、もしかしたら今後「Spotify」あたりがそこに風穴を開けてくれるんじゃないか‥‥と、いささか希望的観測ではありますが密かに期待しています。

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