シャア専用にアップデートされた X-T20

3年にわたるリサーチを重ねた末に購入した FUJIFILM の「X-T20」とキットレンズ「XF 18-55mm F2.8-4 R LM OIS」には大いに満足しています。が、何日か使ってみた結果、不満点が2つ見つかりました。

1つめは「グリップ」。X-T20 は「コンパクト」が売りなんでしょうが、それにしてもグリップが小さ過ぎるんです。厚みがないため「握る」事ができず「つまむ」ような持ち方になりがちです。また、高さも足りず薬指と小指がボディーの下にハミ出ます。それから、カメラを構えた際に親指の付け根あたりが、ボディー背面の十字ボタンに覆い被さってしまい、不意にボタンが押されるといったトラブルも連発。慣れの問題もあるんでしょうが、グリップの大きさって結構重要なんです。ちなみに、いつも使っている LUMIX の DMC-FZ1000 と比べるとこんな感じ。



ためしに重さを計ってみたら、FZ1000 が約850g、X-T20 が約700g と 150g も違うのに、構えてみると同じぐらいに感じます。手のひら全体で包むように持てる FZ1000 にはさほど重さを感じません。グリップの形状が影響している事は明らかで、できれば改善したいポイントです。

そして2つめの不満点は「シャッターボタン」。今まで使ってきたカメラは直径1センチほどのドーム型のボタンでしたが、X-T20 は直径が5〜6ミリほどしかなく、おまけにレリーズ取り付け用の穴が真ん中に空いています。僕にはこのボタンがどうにも使いにくく、半押しに失敗して本押ししてしまうトラブルを連発。


僕はスマホもケースなどを付けず裸で持ち歩きます。基本的に余計なオプション類を好まない人間ですが、今回だけは「何とかせねば」と思い、まずはグリップの拡張を考えました。ところが、FUJIFILM のサイトで確認したら、純正のハンドグリップは16000円もするじゃないですかっ! いくらなんでも高過ぎます。即座にサードパーティーの製品を検索。候補がいくつか見つかりましたが、WEPOTO というメーカーのグリップがなかなかよさそう。握り部分の表面もちゃんとシボ加工されてるし、なんとシャッターボタンがセットになってる♪ 2つの問題が一気に解決して5000円を切る価格! 願ったり叶ったりです。というワケでさっそく注文。


グリップは作りもしっかりしていて耐久性もありそうです。付けたままバッテリー交換もできるし、放熱用と思われるスリットも設けられています(X-T20 を使ってみて驚いたんですが、ボディーが意外と熱を持つんです)。そしてオマケのシャッターボタンが赤くてカッチョイイ♡ 気分は「シャア」です。そしてなんと太っ腹な事に、シャア専用ボタンは凸タイプ、凹タイプ、フラットタイプの3種から選べます。実際に使って比べた結果、フラットが1番シックリ来たので、とりあえずフラットタイプを選択。


そしてこのタイミングで、以前 FZ1000 用に買った「PeakDesign アンカーリンクス」の残り一組を装着する事に。これで FZ1000 と X-T20 で同じストラップを共用する際の付け替えが格段にラクになります。


というワケで、グリップ、シャッターボタン、アンカーリンクスの取り付け完了! メチャンコ使い安くなりました。疲れず扱いやすく誤操作も激減。コンパクトさは少し犠牲になりましたが、もともと僕は X-T20 に小ささを求めていなかったので全く問題ありません。

▼ 装着前と後を比べてみるとこんな感じ


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