リバースエッジ 大川端探偵社（2014年／日本）

　深夜枠のテレビドラマって時々侮れないね。このドラマは放送時に偶然チラッと観て　面白そうだったからあらためて DVD を借りて観ようと思ってたんだけど　Hulu にあったので観てみた。探偵物で　おまけにオープニングが EGO-WRAPPIN’ って時点で　僕などは「私立探偵 濱マイク」を思い浮かべてしまうんだけど　作品のタッチは随分異なっていた。このドラマの面白さは　何と言っても魅力的なキャストに尽きる。「こんな役者さんどこから見つけてきたんだろう」という感想は僕の不勉強故かもしれないが　とにかくググッと引き込まれる俳優たちが毎回必ず登場する。逆に言えばレギュラーのオダギリジョーや石橋蓮司がかなり淡泊に描かれていて　そこが良かった　と言えるのかもしれないが。絶妙な塩梅で非現実的でありながら　エキセントリックになり過ぎず　濃過ぎず　重過ぎず　ディープ過ぎず　時々妙にズシッときたりホロッとさせられたりする。