秋の京都珍道中(10)

R2813672.jpg

 珍道中2日目最初のイヴェントは「佛光寺へ行って法話を聞く」だった。1つ前のエントリーには「説法」と書いたけど正しくは「法話」。実際のところ僕は「せっぽう」と「ほうわ」の違いがよくわかっていないのだが(笑)待ち合わせに少し遅れて現われたイガナくんは 雨だというのに傘もさしていない。ご隠居はとことんワイルドだ。そこからお友達の待つ大行寺まで相合い傘で5分ほど。その美人僧侶は道に出て我々を待っていてくれた。この女性もかなりユニークな経歴をお持ちのようで 今でこそ京都の歴史あるお寺で僧侶をなさっているが サンフランシスコにいた頃はラジオのパーソナリティーをしたりテレビCMに出たりしてらしたようだ。

R2813674.jpg

 午前7時を少し回っていただろうか 大行寺から小道を1本挟んで隣り合う佛光寺に入り正座でお経を聞く。それが終わると今度は隣りの建物に移動 そこで再びお経が始まる さっきとは違うスタイルの 時々妙にエスニックで 浮遊感があってメロディアスなお経だった。その場でお教を聞いていたのは我々3人の他に男性が1人だけ。つまりこれは極めて日常的なお勤めであって 決してイヴェントやセレモニー的なものではないんだね。こういう経験は初めてだ。

R5012784.jpg

 次は本堂の向かいにある休憩所に場所を移し そこで法話を聞く。近所のおじさん数人があぐらをかいて座る先には 黒板とお坊さん。お坊さんは身近に起きたエピソードなどを引用しつつ 口語体で仏の教えを説明し おじさん達はいちいち大きく頷き「うんうん ほぉ〜」と反応を返する。見事なコール&レスポンス。そしてちょっと驚いたんだけど このような法話の会は 時にゲスト・スピーカーを迎えながら交代で毎日行なわれているんだとか。

R5012785.jpg

 その後 金魚の糞状態で大行寺にお邪魔して この日本 しかも京都で久々の再会を遂げたシスコ・フレンズのやたら英語混じりの会話を聞きながらニタニタしているとBくんから電話。しばらくしてBくん到着。めでたく全員集合と相成った。のも束の間 ご隠居は宿のチェックアウトをまだ済ましてないと言うので 再び二手に分かれ錦市場のあたりで合流することに。いやぁ朝早くからドサドサとお邪魔しちゃいまして そのうえお土産までいただいちゃいまして どうもありがとうございました。

R2813677.jpg


コメント