タイムスクープハンター

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1 “忍者”その真の姿とは
2 江戸同心24時
3 戦国救急救命士

 ちょっと前から気になっていた「タイムスクープハンター」を通して観た。まずは2009年に出た「シーズン1」のDVDを3枚(全8話)。正直に言おう。これを見ると普通の時代劇が観れなくなる。いや 時代劇だけでなく その辺のチンタラしたテレビドラマ全般が物足りなくて薄っぺらに感じられるようになる。

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4 お氷様はかくして運ばれた
5 落武者脱出行
6 リストラ武士の奮戦記

 しっかりした時代考証の上に ドラマとしての娯楽性が違和感なく乗っかっている。見事としか言いようがない。まず 登場人物がみな地毛でチョンマゲを結っている事に驚く。ちゃんとした時代劇を作るつもりならそれぐらいやって当然 と以前から思っていた事だが TVドラマでも映画でもカツラ着用が時代劇の常識となっている今となっては 地毛が生むリアリティーとインパクトの大きさは圧倒的だ。

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7 沸騰!闘茶バブル
8 女たちの関所越え

 そしてナビゲイター役の要潤を除き 顔が知れ名の通った役者が1人も登場しない。それどころか 明らかに役者ではない(と思われる)人がキャスティングされていたりする。演劇メソッドなどとは無縁で 場合によっては滑舌すら悪かったりする彼らの演技が 見事な演出と相まって この一見荒唐無稽な作品を「ドラマ」ではなく「ドキュメンタリー」として成立させてしまっている。

コメント

  1. サワジマはどうやって取材の交渉をしているのか。
    そこが最大のブラックボックスですね。

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  2. 【シュガールーさんへ】
    そこがアキレス腱ですね
    最後まで極秘を通すのか
    最終回でお茶を濁すのか

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  3. 関所越えと防人の回を見たことあります。
    登場人物のテンションがリアルで面白いです。
    普段の会話で、あんなテンションで喋らないよねっていうドラマが多い中、見せたいものがなんなのかツボを心得た感じが心地イイです。

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  4. 【ArigAさんへ】
    あー「関所越え」の回は特に生々しかったですねぇ。
    侍はどうしても少し「武士言葉」っぽくなっちゃいますが
    町人は口語体が基本だからリアリティーが増しますよね。
    だいたい当時の武将や侍がどんな言葉で喋っていたか なんて誰も聞いた事がないわけで どうしても残された文献から推測せざるを得ないんでしょうが 当時は現代以上に「喋り言葉」と「書き言葉」の落差が激しかったでしょうから いっそ現代の口語体で表現しちゃった方が泥臭さが出ていいと思うんですよねぇ‥‥

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  5. いよいよ今夜、シリーズ最終回ですね。

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  6. 【シュガールーさんへ】
    あ、そーでしたか!
    僕は後からDVDでまとめ観するつもりだったので
    第3シーズンはノーマークでした。
    ��回ぐらいはテレビ放送でちゃんと観てみようかな‥‥
    情報ありがとうございます!

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