最近よく「キラー・コンテンツ」「キラー・アプリ」「キラー・パス」「キラー・コンドーム」「キラー・トマト」など 頭に「キラー」の付く言葉を耳にする。ま コンドームとトマトは別として たいていの場合「並み居るライバルを大きくリードしている図抜けた存在」的ニュアンスで使われる事が多いように思う。
僕はこのところ ある企画のために選曲作業を行なっている。自分の音楽ライブラリーの中から まずは最近手に入れたアルバムを中心にピックアップを始めたのだが 1枚のアルバムから2〜3曲の割合で選ぶ事が多い中 1曲も選ばれないアルバムもあったりする。ただ単に「自分の好きな曲」を選ぶのではなく「その企画にフィットするかどうか」で選んでいるので 全曲スルーしたからと言って「そのアルバムは駄作」という事は全然ないのだが 中にはアルバム収録曲のほとんどが選ばれる場合もあって そんな作品には「キラー・アルバムの称号を与えたい!」と思ったりする。というワケで最近この栄誉を手にしたアルバムをご紹介。
■まずはブラジル勢。左はED MOTTAという人の「Manual Prático para Festas, Bailes e Afins, Vol.1」。「世界征服を企む悪のプロフェッサー」みたいなルックスからは想像できない良質のポップ感覚。彼には他にも良い作品があるが やはり1番のキラーはこのアルバムだろう。
■右はJose Roberto Bertrami And his Modern Soundの「Aventura」。Jose Roberto Bertramiは あの伝説のラジオ番組「クロスオーバーイレブン」のオープニングとエンディング曲で有名なAZYMUTHのキーボード奏者。安心して聴ける良質のフュージョンだ。ジャケットのアートワークも超イカしてる。
■次はヨーロッパ勢。左はIncognitoの「No Time Like the Future」。僕は1990年代以降のクラブ系音楽に疎いのだが そんな僕でも比較的入って行きやすかったのがIncognitoだった。彼らの他のアルバムも一応ひと通りチェックしてみたが キラーはやっぱりコレだ。
■右はドイツのJazzanova。彼らのセンスの良さには舌を巻く。この「Blue Note Trip: Lookin' Back / Movin' On」というアルバムはどういう位置付けになるんだろう‥‥コンピレイションなのかリミックスなのかわからないが とにかく選曲が良くて余計な味付けがされてない所がいい。
■次はアメリカ。左は言わずと知れたMiles Davisの「Tutu」。大のお気に入りだ。正統派のジャズ通からはソッポを向かれているアルバムかも知れない。が 僕にとっては永遠のキラー・アルバムだ。ミステリアスでメカニカルなビートの上に舞うミュート・トランペット 何度聴いてもゾクゾクする。
■右はLonnie Liston Smithの「Visions of a New World」。彼のディレイをかけたローズはホントにシビレる。1970年代にこんな巨人がいたことをつい最近まで僕は知らなかった。「ルパン三世」や「金田一シリーズ」のサントラで有名な大野雄二のあの頃の作品は 実はこの人の影響をモロに受けていたんだ という事が手に取るようにわかる1枚。
■最後の2枚もアメリカ。左はRy Cooderの「Paris, Texas」。ヴィム・ヴェンダースが監督した同名映画のサントラだ。これはずっと前から僕にとってはキラー中のキラー的存在で 変な言い方かも知れないが このアルバムには随分救われている。
■右はManuel Galban & Ry Cooderが担当したサントラ「Mambo Sinuendo」。こっちは観てないのでどんな映画か知らないが このアルバムはイイっ! Ry Cooderは北米のルーツ・ミュージックを軸とした音楽を得意としているが 「Buena Vista Social Club」などでもわかるように 北米以外のルーツ・ミュージックにも造詣が深く キラーを多く産み出している。(追記:どうやらこのアルバムはサントラじゃなかったみたい)
僕はこのところ ある企画のために選曲作業を行なっている。自分の音楽ライブラリーの中から まずは最近手に入れたアルバムを中心にピックアップを始めたのだが 1枚のアルバムから2〜3曲の割合で選ぶ事が多い中 1曲も選ばれないアルバムもあったりする。ただ単に「自分の好きな曲」を選ぶのではなく「その企画にフィットするかどうか」で選んでいるので 全曲スルーしたからと言って「そのアルバムは駄作」という事は全然ないのだが 中にはアルバム収録曲のほとんどが選ばれる場合もあって そんな作品には「キラー・アルバムの称号を与えたい!」と思ったりする。というワケで最近この栄誉を手にしたアルバムをご紹介。
■まずはブラジル勢。左はED MOTTAという人の「Manual Prático para Festas, Bailes e Afins, Vol.1」。「世界征服を企む悪のプロフェッサー」みたいなルックスからは想像できない良質のポップ感覚。彼には他にも良い作品があるが やはり1番のキラーはこのアルバムだろう。
■右はJose Roberto Bertrami And his Modern Soundの「Aventura」。Jose Roberto Bertramiは あの伝説のラジオ番組「クロスオーバーイレブン」のオープニングとエンディング曲で有名なAZYMUTHのキーボード奏者。安心して聴ける良質のフュージョンだ。ジャケットのアートワークも超イカしてる。
■次はヨーロッパ勢。左はIncognitoの「No Time Like the Future」。僕は1990年代以降のクラブ系音楽に疎いのだが そんな僕でも比較的入って行きやすかったのがIncognitoだった。彼らの他のアルバムも一応ひと通りチェックしてみたが キラーはやっぱりコレだ。
■右はドイツのJazzanova。彼らのセンスの良さには舌を巻く。この「Blue Note Trip: Lookin' Back / Movin' On」というアルバムはどういう位置付けになるんだろう‥‥コンピレイションなのかリミックスなのかわからないが とにかく選曲が良くて余計な味付けがされてない所がいい。
■次はアメリカ。左は言わずと知れたMiles Davisの「Tutu」。大のお気に入りだ。正統派のジャズ通からはソッポを向かれているアルバムかも知れない。が 僕にとっては永遠のキラー・アルバムだ。ミステリアスでメカニカルなビートの上に舞うミュート・トランペット 何度聴いてもゾクゾクする。
■右はLonnie Liston Smithの「Visions of a New World」。彼のディレイをかけたローズはホントにシビレる。1970年代にこんな巨人がいたことをつい最近まで僕は知らなかった。「ルパン三世」や「金田一シリーズ」のサントラで有名な大野雄二のあの頃の作品は 実はこの人の影響をモロに受けていたんだ という事が手に取るようにわかる1枚。
■最後の2枚もアメリカ。左はRy Cooderの「Paris, Texas」。ヴィム・ヴェンダースが監督した同名映画のサントラだ。これはずっと前から僕にとってはキラー中のキラー的存在で 変な言い方かも知れないが このアルバムには随分救われている。
■右はManuel Galban & Ry Cooderが担当したサントラ「Mambo Sinuendo」。こっちは観てないのでどんな映画か知らないが このアルバムはイイっ! Ry Cooderは北米のルーツ・ミュージックを軸とした音楽を得意としているが 「Buena Vista Social Club」などでもわかるように 北米以外のルーツ・ミュージックにも造詣が深く キラーを多く産み出している。(追記:どうやらこのアルバムはサントラじゃなかったみたい)
11年前カンシオン・ミクステカとweb日記に
返信削除ぼくも随分と支えられてました。
【シュガールーさんへ】
返信削除なんとなくルーさんとライ・クーダーの組み合わせはシックリ来ますね。
心底まいってる時には 元気な音楽は逆効果だし
静寂は凶暴に牙を剥いてくるし
そんな時の常備薬として「パリ・テキサス」は手放せません(笑)
決して組み合う事ないジグソーパズルのピース・・
返信削除冷めきってしまった心、深い悲しみ
それでも捨ててしまわないで
時々ポケットからだして指で戯れる
異なるカタチや確かにそこにあった時間もまとめて
また突っ込んでおく、そんなカタチもありかと
そんなときにまずいコーヒーと
「パリ・テキサス」は欠かせないですね。
【シュガールーさんへ】
返信削除僕は‥‥どうせならそういう時こそ旨いコーヒーを飲みたいんですけど(笑)