ニットにグッと

 危ねぇ危ねぇ。夜の11時だとばかり思ってたら、午前11時からだった。バンクーバー冬期オリンピックの開会式。早いなぁ‥‥トリノからもう4年か‥‥まさに光陰矢のごとし。
 確かにテクノロジーの進歩は著しいし「決して明るいとは言えない歴史」をテーマに取り入れる姿勢やら、やたらに周到に準備された高密度な演出やらに「うーむ、スゲェなおい」とは思う。思うけど、ちょっと飽きてきたのも事実。僕の開会式熱は1992年のアルベールヴィル冬季オリンピックから始まったんだけど、なんかねぇ、結局あれの「焼き直し」に見えちゃうんだね。で、今回はなんだか歌謡ショーだったなぁ‥‥。

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 歌や踊りやスペクタクルはいいからさ、もっと選手にスポットライトを当てようよ。ってワケで選手たちのファッションに注目してみた。まずはご当地カナダ。マフラーがいいね。

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 スウェーデンのニットのキャップも素敵。やっぱり国旗と同じカラーリングで攻めるのが無難だね。

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 で、国旗の色なんか関係ねぇぜ。ってのがドイツ。今回のファッション部門はドイツのブッチギリだな。このポップなウェアは、表情の薄い日本人には似合わないかも知れないけど‥‥。

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 あっ、やっぱさっきのブッチギリ発言撤回! うー。ここまでトラッドで来られるとかえって新鮮だ。モナコ選手団の衣装は、1968年グルノーブル冬季オリンピックを描いた、かの名作ドキュメンタリー映画「白い恋人たち」を彷彿とさせるぜ。たまらん。グッと来た。

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 やっぱりねえ、何だかんだ言って、冬はニットよ。ニット。どうやらニットにグッと来るお年頃を迎えたらしい(意味不明)
 ま、ファッションはともかく、いよいよ始まりましたなぁ。あたしゃ既に今シーズンのスキーを諦めてるので、せめてテレビ観ながら滑った気分にさせていただきます。そして、いつかは行きたいウィスラー♪

コメント

  1. 「歌謡ショー」!!
    あーーーー私も思った!!
    「あら…また歌なの~」って思わず言っちゃいました。
    最後の頃の…ご挨拶が…長くて長くて
    イスから…落ちそうにもなりましたよぉー
    (-_-)zzz

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  2. 【マダムさんへ】
    ね、やっぱりちょっと過剰な感じがしましたよね。
    セレモニーの構成にしろ、演説の内容にしろ、シンプルにするためには、相当のセンスの良さと、空気を読む力と、自信と勇気と決断力と説得力と根気と独裁力、そしてある種の無責任さが必要になるでしょうから、多くの人と金と思惑を巻き込んだ大規模な催しになればなるほど、どんどん過剰になって行くもんだとは思うんですが、そろそろ観てる側もそれが鼻につくようになってきちゃったんだと思います。

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