FREE or NOT FREE

 いつも愛用している音楽聴き放題サービス「jango」が、このところ少しずつ形を変えている。まずは何ヶ月か前のサイト刷新と共に派手な広告バナーがチカチカし出し、今日、別ウインドウによる動画CMが表示されてるのに気づいた。そこにはこんな説明文が添えられていた「jangoは無料である。なぜならスポンサーの広告によってサポートされているから」

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 ネットの世界には無料サービスが溢れている。それら無料サービスも軌道に乗り始めると徐々に利益を生むシステムへの模索を始める。お金を得る方法は単純に言えば2種類。広告を掲載してスポンサーから広告料を取る方法。もう1つはユーザーからサービス利用料金を取る方法。上に挙げた動画CMは企業から広告料を取ってる例だね。

 jangoが最近始めた「Get your music on Jango」を謳い文句とした新しいサービスは、広告料とも利用料金とも言い切れないユニークなサービスだ。「自分の曲をjangoで流してみませんか? ただしタダではありません。1000回流すのに30ドルかかります。2000回なら50ドル、5000回で100ドルいただきます」というもの。

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 jangoで音楽を聴いていると時々、別ウインドウが開いて「この曲気に入った?」「このミュージシャンのファンになる?」と聞かれる事がある。まさしくそれがメジャーなレーベル以外の独立系ミュージシャンの曲であり、そのミュージシャンの紹介ページへ移動すると、どんな活動をしている人なのか、他にどんな曲があるのか、どんな人達がファンになっているのか、そして「曲を買いたければコチラへ」と繋がっていくワケね。いかんせん僕にはこのサービスの詳細を充分理解するほどの英語力がないので、あらすじ程度の把握しかできていない。し、もしかしたらそのあらすじ自体にも勘違いが含まれている可能性もあるのだが(笑)

 もしかしたらここから「明日のスター」が生まれないとも限らないし「たとえ自腹を切ってでも、自分の曲を1人でも多くの人の耳に届けたい」と思ってる自称天才ミュージシャンや、世界に販路を広げようとしている独立系レーベルにとっては、そのチャンネルの1つと成り得るサービス。かもしれないね。

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