「食」は国境を越える‥‥か?

 「日本の色と形」「日本の意匠」「麺(noodles)」に次いで4つ目となる写真集「旨(delicious)」をissuuに追加。


issuuのアカウントを取って3週間ほどになるが、ボチボチと僕の写真を気に入ってくれる人が現れ始めた。嬉しい限りだ。issuuには世界中から人が集っている事もあって、意識して「日本的」なテーマを選んできたんだけど、実は前作「麺」は、あまりにピン・ポイント過ぎて「もしかしたら受け入れられないかも知れない」と思っていた。しかし、いざフタを開けてみると意外に好評。「食」というテーマは国境を越えやすいのだろうか‥‥

さて、話はガラッと変わって、いや、変わってないか。麺つながりだもんな。今日のお昼は「白クマ塩ラーメン」を食べた。以前、東急ハンズの「北海道フェア」で買ったインスタントラーメンだ。たしかお値段がちょっぴり高めだったと思うが、パッケージに惹かれて手が伸びた商品だった。

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これ結構イケますぜ。特に麺がイケてます。普通の袋麺と生麺の中間のような、とにかく初めて見るタイプの麺で、茹で時間が4分半と、ちょっと長めだけど、何て言うのかなぁ‥‥コシがあり過ぎず、なさ過ぎず、調度いい塩梅なんですな。実に「艶っぽくて色っぽい腰つき」でございました。

コメント

  1. どっかのインスタントラーメンメーカーの方が言っておられましたが、茹で時間=のび時間だそうで、湯温とか他の要素もありますが、茹で時間が長い方がのびにくいそうです。
    私は粘り強い腰が好きです。

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  2. 【ArigAさんへ】
    ほほ~ぉ、なるほどねぇ‥‥昔、初めて明星の「めん吉」というインスタントラーメンを食べた時の感動は今でも覚えています。茹で時間が長いのに麺がシコシコ・コシコシしてて‥‥ふむふむ、そういう事だったんですね。

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  3. ラーメンが写っているのに、九州のほうでしたっけ?アイスの白くまというのがあるのって。
    アイスかと思った私は、アホアホです汗

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  4. 音楽もそうだけど、他文化を食べる事で国柄を知る事は素晴らしい。NYに移住しても民族的な食事しか口にしない頑固(宗教的)?な人々も多く居ます。特にマンハッタンではメキシカンがピザ屋を出したり、日本レストランを中国人や韓国人が出していたり、日本レストランではメキシカンがシェフだったりと、観光客をターゲットする店は多い。悲しいけれど、そんな意味では国境なし状態を証明してると言えるかもしれない(笑)
    此処に来た時には、それは数少ない日本レストランでコミュニティー的存在でしてたから、日本人の誰にも感謝の気持ちがあった筈です。時代は変わり資金のある会社や政府筋の親戚の店などが進出しているのでしょう。邦人、観光客の救助機関であるNY総領事館の表には日の丸を掲げていないのに、日本政府から国外の日本レストランを鑑定しては免状制にする案が持ち上がりました(汗)ところが、人権や内政交渉?に触れてしまう事にも成りかねないので、取り消した模様です。
    各地にある4星フランス料理店に勤めるシェフはフランス留学しては免許取得する国の体制があるけど、本当に日本食を愛する人が何人であろうが日本食に関して勉強する所は日本にはあるのでしょうか?
    テレビでおなじみの料理の鉄人がいたデェニーロの日本レストランの刺身に甘いドレッシングソースが掛かっていたので、こんなの刺身でないと返品した俺でした(笑)

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  5. 【かわさんへ】
    あー、そーいえば、ありますねぇ「白くま」っていうアイスクリーム。フルーツが入ってるやつですよね? ラーメンにフルーツが入ってたら、ちょっとイヤですね(笑)
    【明さんへ】
    以前テレビで見たんですが、フランス…だったかな? だったと思うんですが、あちらでは今日本食ブームらしく、日本食レストランが急増中なんですが、日本食を勉強した事のないアジア系の人が「見様見真似」で作った料理を出すお店も多いらしく、日本大使館…だったかな? 違うかも知れませんが、とにかく日本の機関が「これを日本食と呼んでもいいかどうか」をチェックして、お墨付きを与えるシステムを作ったそうです。きっと似たような事がニューヨークでも起きてるんでしょうね。
    ちゃんと勉強した上で、それを元にアレンジを加えるのは構わないと思うんですが、最初から最後まで「見様見真似」では話になりませんね。少なくともそういう店は「日本食」という看板を上げるべきではないと思います。ただ、日本国内で外国人料理人が日本食をちゃんと勉強できる体勢が整っているかと言うと、どーなんでしょう…言葉の問題もあって難しいかも知れませんね。日本人は外国で修業を積んで、帰国後にお店を出す事が多い気がするんですが…。
    「料理の鉄人」と聞いて思い出すのは、アメリカで行なわれた「アイアン・シェフ」での、アメリカ人と日本人の料理人対決でのシーンです。結局その時はアメリカ人シェフが優勝したんですが、喜びのあまり彼はテーブルに乗ってガッツ・ポーズをとりました。土足でまな板の上に立つ彼を見て、日本人料理人は憤慨。「彼は勝負には勝ったが、彼には料理人としての資格はない」というような発言をしておられました。僕も彼の行動を観てショックを受けたんですが「日本人と西洋人の精神性の違い」を考える上で、とても象徴的な出来事だった気がします。

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  6. ここでも日本食ブームに便乗した「見様見真似」が増えているけど、お客の目や舌が肥えて来てるNYでは、放っといても消滅するでしょう。枝豆が25ドルするグルメ好きな若者の感覚の方が俺には理解できない(笑)
    習慣の違いはあると思うけど、どの民族でも素晴らしいシェフには一徹さな職人気質がみえ情緒を感じるものです。その彼は料理人としての基礎知識がないアホとしか言えない。

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  7. 【明さんへ】
    えーっ! 枝豆が$25? 僕が最も貧乏だった頃の5日分の食費に相当する額です(笑)
    「土足でまな板」のシェフは、国の違いや民族の違いではなく、きっと「個人的な美意識」の問題なんでしょうね。
    でも、おそらく根底には「文化の違い」がある程度あるとは思います。日本では物理的な意味と精神的な意味の両面において「靴の存在」が西洋より圧倒的に遠い所にあるんですよね。

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