トークボックス

 最近ハマっているものに「トークボックス」(またの名を「トーキング・モジュレーター」)があります。↓のチューブをくわえて演奏してるのがそれ。


 見た目は滑稽ですが、この「エグさ」がたまんないでしょ? 僕が初めてこのサウンドを耳にしたのは、たしか1970年代の終わりの頃だったと思います。それ以降、現在に至るまで様々なミュージシャンがこの楽器(?)を使った曲を発表していますが、最も有名なのは何と言っても↑の「ZAPP」でしょう。

 えー、これ、仕組みは実に単純です。シンセサイザーやエレクトリック・ギターの音をチューブに送り込んでやります。で、チューブの一方を口にくわえて、喋るように口を動かすとあら不思議。ロボットが歌ってるみたい♪ 要するにシンセやギターの音を口の中で鳴らすわけですな。

 実は僕、昔トークボックスを自作した事があります。と言ってもインチキ・トークボックスですが。用意するものはシンセサイザーまたはエレクトリック・ギターとイヤホン。テレビやラジオを買った時に付いてたモノラルタイプのイヤホンがあればそれを使いましょう。間違っても高級なやつは使わないでね。押し入れを探せば使い古しのイヤホンが必ず1個や2個出てきますので、それを使ってください。では、楽器の音をイヤホンから大音量で流してください。次にイヤホンを口の中に‥‥。
 自分の耳ではその効果がわかりにくいので、できれば口の前にマイクを置いて録音してみましょう。ちょっとだけトークボックス気分を味わう事ができますよ。耳の味も味わえますが(笑)

 最近YouTubeでトークボックス動画を探し回ってるんですが、その中でも最高にゴキゲンなのがコチラ↓


 この人スゴイ! 特に左手の親指に注目。一般的なシンセサイザーは鍵盤の左側にベンダーというものが付いています。キーボードのメーカーによってレバー型だったりホイール型だったりと、コントローラーの形はマチマチですが、このベンダーを使う事で音程を上げ下げしたり、ビブラートをかけたりできるのです。この人が使っているシンセはホイール・タイプで、音程の上げ下げ用と、モジュレーション(ビブラートをかけたり、音色を変化させたりできる)用の2つのホイールが左右に並んでいます。
 この人のベンダーさばきがとにかく見事! 左手の親指が前後左右に大活躍です。おまけに親指では足りなくて、時々人差し指まで動員して2つのホイールを同時に操作してます。素晴らしい!

コメント

  1. ほんとだ、なかなかふぁんきーだし(妙に似合わないコメント!)
    ルックスもタダならない感じ!(爆)
    延々続くぅ~♪

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  2. 【へるまんさんへ】
    確かにへるまんさんから「ファンキー」という言葉が飛び出すと、ちょっと違和感を感じたり(笑)

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