3日前に「Sweet Sweetback's Baadasssss Song」という映画のレヴューを書いた。あの映画では「ちょっと激し過ぎるのでは?」と感じるほどに、差別の実情と黒人の怒りが表現されていた。が‥‥僕の考えはチャンチャラ甘かったようだ。「激し過ぎる」のではなく、僕が「知らなさ過ぎた」だけだった。
アメリカの黒人が(制度上の)自由を勝ち取ってから、もう40年にもなろうと言うのに‥‥差別はいまだに生きている。
今日、あるポッドキャスト番組を聴いて、その事を思い知った。
■TBS RADIO「小西克哉 松本ともこ ストリーム」
2007年10月16日(火)配信「コラムの花道」
アメリカの黒人が(制度上の)自由を勝ち取ってから、もう40年にもなろうと言うのに‥‥差別はいまだに生きている。
今日、あるポッドキャスト番組を聴いて、その事を思い知った。
■TBS RADIO「小西克哉 松本ともこ ストリーム」
2007年10月16日(火)配信「コラムの花道」
差別って人間の数少ない
返信削除本能のひとつだと思うから
多分なくならないんじゃないかな
差別問題の問題の本質は
本質ではなく現象にあるから
余計ややこしくなるよね
【シュガールーさんへ】
返信削除差別の原因が本能だとすれば、それはある種の「怖れ」なのかも知れません。アメリカがいつまでも銃規制を行なわないのは「白人が黒人を怖れているからだ」確か「ボーリング・フォー・コロンバイン」という映画の中でそんな事が語られていた気がします。
もし理由が本能であれば、僕はそれに従うべきだと思いますが、アメリカにおける黒人差別はどうもそんな高次元な理由ではないような気がします。
ところでホワイト家族24って微妙だよね
返信削除【シュガールーさんへ】
返信削除僕は好きですけどねぇ。樋口可南子。
この映画はカルト映画界の大ヒット作で、僕も大好きなんですが、2年位前にこの映画のいきさつを描いた"BAADASSSSS!"という映画も面白いです。監督、主演はMelvinの息子のMarioです。Melvin Van Peeplesは多才な人で、実は黒人で初のウォール街のストックブローカーにもなった人なんです。はっきり言って、今はこの映画の30年以上前のようには人種差別はひどくないです。逆に今黒人たちの間での問題は白人による人種差別よりも、勉強をしない、出来ない事の方がクールだという若者たちの風潮、勉強が出来る=白人の真似だ、というとんでもない勘違い、だと多くの黒人著名人たちが言っています。白人による差別ではなく、過剰な被害者意識というのが、現在の黒人達にとっては問題だとも多くのアメリカ社会で成功した黒人たちが言っています。自分は日本で世間知らずの右翼が増えている方が懸念されますね。日本人至上主義的な。
返信削除【ほんださんへ】
返信削除へえぇぇぇ、メルヴィンさんは経済界でもご活躍でしたか。知りませんでした。
確かに「被害者意識」が生む弊害は大きいでしょうね。もしかすると今や差別そのものより大きな問題かも知れませんね。恐らく被差別者の間にも差別があるでしょうし。黒人による白人差別もあるでしょうし、団結しようにも個々の格差は広がるばかりで、昔のように足並みは揃わないでしょうしね‥‥