所有しないで楽しむ方法

「TSUTAYA DISCAS」の無料お試し期間が終了した。結局8枚のDVDをタダで観れちゃったわけだ。今のタイミングで解約手続きを行なえば「完全なタダ観」達成である。最初は「その手も有りだな」と思っていたが「ネットで注文、ポストに返却」これは思った以上に便利でクイックリーなサービスだった。

 って事で継続決定。料金プランはいくつかあるが、僕には月々1974円で8枚まで借りられる「Aプラン」が1番合ってる気がした。2079円で枚数無制限の「Mプラン」も魅力的かとも思ったが、いかんせんこれだと予約ができない。観たいDVD聴きたいCDを片っ端に「予約リスト」に放り込んでおけば自動的に次のが送られて来る予約システムはやっぱり楽チンだ。

 結局この無料お試し期間中「届く→観る→返す」を4回転したわけだが、まとめてみるとこんな感じ(↓)。

【1日目】
郵便受けにディスクが届く
��受け取りのハンコやサインは不要)
��枚目を観賞

【2日目】
��枚目を観賞

【3日目】
返却(郵便ポストに投函)

【4日目】
返却完了のメールが届き
次のディスクが発送される

【5日目】
届く

 今回の場合「4日ごとに次のが送られて来る」というペースだった。返却の作業もすこぶる楽チンで、送られて来た際にディスクが入っていた袋の1部を切り取ると、返信用の切手が貼ってあり、返信先の住所も印刷されているので「切→封→投函」これだけ。

 よく考えたらこれ、ディスクだからできるサービスだよね。もしこれがビデオテープだったら、これほど簡易かつ低料金でやり取りできないもんね。そして2枚単位でしか借りられない理由は「1枚だと郵送時に折れやすいから」かも‥‥。

 しかし、このレンタル・システムがこの先ずっと続くかと言うと、それは考えにくいかな。過渡期的なサービスだという気はする。映画にしても音楽にしても「物質(ディスク等)に記録し、人が運ぶ」というやり方には無駄が多いし、環境にも負荷がかかる。おそらく最終的にはすべてがデータ化され、オンラインでやり取りされるようになるのだろう。実際ディスカスでは作品の数に限りはあるものの「映像配信」つまりデータのダウンロードによる販売も行なわれている。

 若い頃、何百枚ものレコードを買い漁り、それらにロマンを感じていた僕が言うのもなんだけど、プラスチックやら紙やらに記録して、それを大量生産し販売。売れ残ったら廃棄。というやり方もそろそろ考え直さないとね。「レンタル」というやり方は過渡期的ではあるけど「所有しないで楽しむ方法」の1つとしては「有り」だと思う。

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