流星 その二

 ペルセウス座流星群の二夜目。またしても雲に翻弄されました。でも、幸いな事に空一面が覆われる事はなく、いったん空が隠されても、しばらく待つと雲の切れ目が流れて来てくれます。その時が撮影のチャンスです。

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 今回はISOを400に落とし、その分シャッターを長めに開く作戦をとってみました。でも「“長め”ってどのくらいなのよ?」そこが問題なのです。長過ぎるとこんな感じ(↑)になります。もうこれ「まるで昼間」です。ダメだ。長めのシャッターはかえって難しい。で、ISOを800に戻し何度かトライ。シャッタースピードはだいたい15~30秒ぐらいでしょうか。

 二夜目はたくさんの流れ星が出現したので、シャッターが開いている間にいくつか星が流れたんですが、強い光を放つものが流れないと露光不足で記録できません。時には1秒間に3つほど流れる事もありましたが、そういう時に限ってシャッターを押してなかったり、狙ってる場所の外だったりとなかなか一筋縄では行きません。1度シャッターを切るとカメラ内部でそれを解析し、液晶画面に撮影結果が表示されるまでに30秒ほど待たされます。その間は当然シャッターが押せませんので、待ってる間にハデなのが流れると「キィー悔しい!」となるわけです。

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 しかし今回「もしかして流星?」なショットが1枚だけ撮れました(↑)。画面右下に斜めの線がご覧いただけますでしょうか。ものすごくウッスラとした線ですが、これが流星です。きっと流星です。‥‥だと思います。思いたいです。思ってください。写真に収める事ができたのはこの1枚だけでしたが、2時間ほどの間に肉眼では30個以上の流れ星を観賞する事ができました♪

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