アリの巣を見つけた
アリの巣といえば、小学生か中学生の頃、夏休みの宿題で「アリの観察日記」をつけた事がある。当時は学研の科学と学習という本を定期購読していて、特に科学についてくる付録が魅力だった。その中にアリ観察用のキットがあって、おそらくそれを使って観察したんだと思う。厚さ2センチほどのプラスチック製のケースにアリと土を入れ、彼らの様子を毎日記録するわけだ。
今ではNASAが宇宙で使ったと言われている「アリの飼育セット」が売られている。青い透明のジェルの中にアリの家が、アリの町が作られて行く様子を想像するとワクワクする。僕がいま小学生だったら、親におねだりして買ってもらうだろう。この青いジェルは地面の代わりであると同時にアリの食料でもあるんだそうだ。つまりは一旦セットしたらメンテナンス・フリー。楽でいい。でも、アリを捕まえる時に注意しなければならない事があるようだ。別々の場所から採集するのではなく、同じ巣穴から採らなきゃダメらしい。ケンカやストレスで死んでしまったり、巣を作らなかったり‥‥たかがアリと言うなかれ、意外と繊細な生き物なのだ。
実はこの「アントクアリウム」の他にも、試験官のような容器の中で植物の発芽・成長を観察できる「プランタリウム」や、エビ、藻、水、バクテリアなどの入ったガラス容器で光合成や食物連鎖の一部始終を目の当たりにできる「ビーチワールド」といった魅力的なシリーズが販売されているようだ。
追伸:最初に「アリの巣を見つけた」と書きましたが、もしかしたらあれはアリじゃなく、セミが地面から出てきた時に開いた穴だったかも知れません。
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