shit な午前4時

 もうすぐ夜が明ける。また徹夜? いや、実はさっき起きたばかり。おっ、早起きだねぇ。いや、早起き‥‥と言えるのか言えないのか‥‥。昨日夕食後、猛烈に眠くなり、ちょっと仮眠をとるつもりで布団に入ったら、本格的に寝てしまった。これって早起き? 寝坊?

 寝覚めはあまり良いものではなかった‥‥目を覚まして数秒後、異臭に気付いた。臭い。くさい。クサい。でも、その匂いのもとは特定できず。とりあえずシャワーを浴びようと浴室の電気をつけて息を飲んだ。

「オーマイガッ!」「シット!」そう叫びながら額(ひたい)に手を当て、西洋人のようにハデな身振り手振りで嘆きたい気分だった。まさに「シット!」な光景が目の前に‥‥

【shit】
---v.(shit; shat, ~ted)
〔卑〕くそをする; 糞で汚す.

 犯人は明白である。あぁ‥‥なんてこった。迂闊だった。玄関の扉を閉めたまま眠ってしまったのだ。普段外で用をたしているシロシロ。しかし出ようにも出られず仕方なくここで‥‥。事情はわかる。わかるけど「カチン」ときた。もしこれが僕の心の広さを試すため、神様がお与えになった試練だとしたら、僕は完全に失格である。追試決定である。いや、追試は勘弁願いたい。

 その後、複雑な思いと残り香に包まれながらシャワーを浴びた事をここに書き留めておく。

コメント