GOLD DIGGERを聴きながら

 聴きたいと思いつつ、忙しさのあまり聴けずにいたレコードをやっとターンテーブルに乗せる事ができた。角松敏生の「GOLD DIGGER」というアルバムだ。マイケル・ブラウワーがミックスを担当し、ドラムにはヨギ・ホートンという当時のニューヨーク・ダンス・ミュージックの頂点に位置していた人達が参加している。

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 何日か前、ベーシストの青木智仁さんが亡くなった事を知りました。1985年に発表されたこのアルバムのインナー・ジャケット。角松さんの隣りで親指を立てる青木さんの姿に、不意に自分の青春が重なりました。B面1曲目の「TOKYO TOWER」が流れ出し、一気にあの頃へと心が引き戻されます。突然の訃報にいささかショックを受けました。

 自分が生きている限り「別れ」を避けて通る事はできないし、どんなに魅力や才能があっても「死」を免れる事はできないのだな。と、当然の事を今さらながら考えているヒゲでした。

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心よりご冥福をお祈りいたします


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