Earthquake

 今日は地震で目覚めた。6時半ぐらいだったかな? かすかな地響きを感じて飛び起きた僕はすぐさま「立て膝の姿勢」で来たるべき本格的な揺れに備え臨戦体勢を整えた。我ながらいつも感心する。普段どんなに大声を出されようが、体を揺らされようが目覚めない筋金入りのディープ・スリーパーの僕も、地震となるとわずか0.02秒でスタンバイ・オッケーだ。

 幸い本震はたいした事はなく、ユラッとしただけで収まった。すぐさまテレビをつけ「地震情報」を確認。僕の住んでいる地域の震度は2。震源地は岐阜県東濃地方の東部。地震のたびに思うのだが、僕の住んでいる地域は近隣の地域に比べていつも揺れ方が小さい。体感震度には個人差があるので、そのせいかとも思ったんだけど、どうやら感じ方の違いではないようだ。例えば、隣りの区に住む人は「食器棚の戸がガタガタ言った」とか「テーブルの上の物が落ちた」などと言っているのに、うちではガタガタもしないし、物も落ちていなかったりする。地盤の特殊性なのか‥‥建物の特性なのか‥‥誰かに解明していただきたい物だ。しかし、もし調査の結果この辺りの地盤が地震を吸収する性質を持っている事が判明したら、一気に地価が跳ね上がり「相当なタヌキ」の大家さんの事だから「家賃を上げる」と言い出しかねんな‥‥それは困る。

ただいま回転中のCD

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Now Do-You-Wanta-Dance
GRAHAM CENTRAL STATION

 スライ&ザ・ファミリーストーンに在籍していたベーシスト「ラリー・グラハム」率いる「グラハム・セントラル・ステイション」の1977年のアルバム。なぜこれを聴いているかといえば「Earthquake」という曲が入っているから。そう。地震で目覚めたからね(笑)チョッパー・ベースの創始者として不動の地位にあるラリー・グラハムだけど、彼のチョッパーはその後のどんなベース奏者よりパワフルで独創的だ。「チョッパーってどんな奏法?」とお思いの方がいらしたら、何も考えずラリーを聴きなさい! 全編「どチョッパー」だからさ。彼の親指は強力だよ。

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 特に「Earthquake」での彼のベースは尋常ではない! 簡単に言えばジミ・ヘンドリックスがベース・プレイヤーだったらこんな感じだっただろう‥‥って感じ。ファズなのかオーバー・ドライヴなのかディストーションなのか、はたまたそのすべてなのか、とにかくエフェクターをバリバリにかけまくってる。これほど歪んだ音色の攻撃的なベースを聴ける曲は他にない。いや、あるかもしれないけど、それはラリーの真似っ子に過ぎない。曲自体がまた良いんだなぁ♪ カックいい~!
 アルバム全体の印象は、とにかく陽気なラリーの人柄が溢れていてパワフル&チャーミング。ちょっとコミカルな部分も入れつつ、弾きまくり歌いまくりの元気いっぱいの快盤である。


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