反り指

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 僕の親指はかなり反ります。自力でもここまで反りますが、もう一方の手で力を添えてやれば90°以上曲がります。世の中には曲がらない人も多いらしく、この指を見せると面白がられる事もありますし、気味悪がられたりする事もしばしばです。

 僕はmixiの中でいくつものベース関係のコミュニティーに入っていますが、その多くは「チョッパー(スラップ)奏法」を得意とするベーシストのコミュニティーです。そこでは時折「あなたの親指どのくらい反りますか?」というトピックが立ち、今回僕が掲載したような「反ってる指」や、また「反りきれてない指」の写真が多く投稿されます。結構異様な光景です。

 チョッパーと言うのは親指の第1関節付近を低音弦に叩きつけ、人さし指などで高音弦を引っかけ上げる奏法です。ドラムに例えると親指がバスドラ、人さし指がスネア‥‥みたいな役割を持っている。と言っても良いかもしれません。

 何と言ってもチョッパーの魅力は、弦をハンマーのように叩きつけた時に出る、打楽器的なサウンドに尽きます。最近はこぢんまりとしたフォームで速いフレーズを弾くのがカッコいい。みたいな風潮がありますが、僕はズバリ! 肘を起点に大きなストロークでガツンガツンと打ち付ける原始的なチョッパーが大好きです。特に「原始チョッパー」の場合、親指が反っていた方が有利です。そういう意味では僕はチョッパーにうってつけの指の持ち主‥‥という事になります。

 そう。あとは上手く弾けるようになるだけです。簡単な事です。

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