アナロギー体質

 久しぶりに名古屋の中心地「栄」に行ってきた。20年前の職場の同僚であり、Fredioの「20 Years Ago」という番組の中で熱く映画を語っていたイガラシミヨシ氏と、数年ぶりに会う約束をしていたのだ。

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 今日の名古屋は雨。待ち合わせ時刻15時キッカリにロイホに着くと、彼は既に泡がたっぶり乗っかったコーヒーを飲みながら僕を待っていた。「いやぁ~ 久しぶりだねぇ」彼はプロのイラストレーターだ。そして今でも趣味で映像作品を作っている。「はい、これ」DVDを渡される。彼の過去の作品が入っているDVDだ。セルDVDかと思うほどちゃんとパッケージ・デザインが施されている。「あいかわらず、コダワルねぇ」中に入っている作品は勿論だが、パッケージングにも多くの時間がかけられている事は明らか。

 2時間半にわたって、アレやコレやと目まぐるしく話題を変えながら語り合ったが「いや~ぁ、お互い変わりませんなぁ」という結論に辿り着く。男などという生き物は一皮剥がせば皆子供なのだ。「やるべき事より、やりたい事を優先する」「宵越しの金は持たない。と言いながら本音は‥‥宵越しの金をください」「夏休みの宿題は2学期が始まってから手を付ける」などなど、互いの共通点を確認したのも束の間、筋金入りのアナログ人間である彼の、あまりに「20世紀的な発言」に何度も膝カックンをくらいマットに沈む僕であった。

 「ブログをやってる」という僕の言葉に対して、あれほど激しくビックリする人がいるとは思っていなかったよ。彼の目にはインターネットがとても特別な世界に映っているらしい。逆に僕は「超アナロギー体質な彼が“ブログ”という言葉を知っていた事」の方にビックリしたよ。ちなみに「iTunes」という言葉は「今日初めて耳にした」とおっしゃってました(笑)さすがっ!

さぁて、次に会うのは何年後になるのかな?

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