ゼンマイ式パソコン

 実は前から気になってたプロダクトがあるんだけど、今回発表されたプロトタイプの写真を見てウズウズしてきちゃった。いいっ! カワイイよ♪ サイズと言い、カラーリングと言い、七変化の仕方と言い、ゼンマイ仕掛けと言い、なんだか凄い引力を感じちゃうわぁ‥‥

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 実はコレ「100ドルPC」なのよ。「貧しい国の子供たちにもパソコンを」というコンセプトで開発が進んでるんだけど、なんと「ゼンマイ駆動」らしい。この黄色いハンドルを1分間回すと白黒モードで最大40分使えるんだそうな。つまり「人力発電機」が付いてるわけね。これなら電力が安定供給されていない国や地域でも使えるね。って言うか日本人にとっても便利じゃない?「パソコンばっかりやってないで、少しは体を動かしなさいっ!」と叱られた子供がハンドル回して体力作り。とかね(笑)もっとシリアスなケースで言えば、例えば地震や台風で陸の孤島と化してしまった被災地にこれが1台有るか無いかでえらい違いだと思うよ。

 スペックはと言うと、CPUが500MHz。メモリーは1G。モノクロとカラーを切り替えられるデュアル・モードのディスプレイ。Linuxもしくは他のオープン・ソースのOSが載る事になるらしい。おまけにワイヤレス機能付きで、もちろんインターネットもできる。

 僕もこれ欲しいなぁ‥‥実際には価格を100ドルに収めるのは難しいらしいんだけど、先進国には200ドルで売って、貧しい国には50ドルで売るとか、そういうワケには行かないのかなぁ‥‥。ただね、貧しい国の人々がこのパソコンを有効に活用してくれればいいんだけど、売り飛ばして生活費にしてしまう事も考えられるため、それを防ぐ手だても、ハードの開発とともに考えなければならないんだそうだ。確かに「より良い製品をより安く作る」事より、そっちの方が難しい問題だろうなぁ。

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