悲劇も重なれば喜劇

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 水中にうごめくサナダムシ? うんうんそんな感じだな。でもこれ洗濯機の中の洗濯物を写した写真だ。これ僕の靴下(笑)も~ビロンビロン♪ 限界です。もう履きません。今まで履いてたのが恥ずかしいほどの靴下です。ゴムが切れて出てきちゃってます。実は足の裏部分はすでに「うすうすシースルー状態」だったのだけど、行ける所まで行ってやれ! とばかり履き倒してやったわ。ギネスに挑戦だわ。ぐわっはっはっは‥‥

 僕は靴下に限らず衣類はだいたい限界に挑戦する。Tシャツなんかは布が薄くなって、乳首が透けるまで着るし、襟付きのシャツなどは襟の山折れ部分や袖口がボロボロになっても着てるし、とにかく僕の衣服はいつも「大往生」なのだ。しかし中には「あぁぁ、もうちょっとだけ長生きして~っ!」という時がある。一番笑ったのはチノパンだった。

 あれは僕がまだサラリーマンだった頃、例によってウスウスのチノパンを履いて会社に出勤。お昼休みの時だったかなぁ、足を組んだ瞬間右足の太ももに新鮮な空気を感じた。「あっ!」嫌な予感。見るのが怖い。でも見なければ‥‥うえ~ぇ、裂けてる~ぅ。長さ10cmに渡って「ちょっと毛の生えた肌色」が出現していた。鋭利な刃物で切られたような感じではなく、布と肌が見事なグラデーションを形成していた。「うわ~、恥ずかしいなぁ」そう思いながらも、ま、退社する時はカバンで隠せばいっか。と腹をくくったのだが、悪い事というのは重なるもので、退社直前に「ミリッ」という不吉な感触が今度は僕の左太ももを襲った。「おいおいおいおい‥‥あ‥‥やっぱり‥‥」

 悲劇は重なるとそれはもう喜劇なんだな。笑いがこみ上げてきた。「へぇ~、こんな事ってあるんだなぁ」ほとんど他人事みたいにニヤニヤする僕。会社を出て家に着くまでの間、僕は「三つ編みの似合う女学生」のように両手でカバンを体の前に持った姿勢のまま帰る事に‥‥

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