柚子を浮かべましょ

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 今日は「冬至」。1年のうちで最も昼が短く夜が長い日。冬至には「柚子(ゆず)湯」。

 僕は普段お風呂に入浴剤を入れる事は滅多にないのだけど、たまーに入れるとなんとなくリフレッシュするような、体の芯まで暖まるような気がする。ような気がする。(繰り返すのはおかしい)日本人は古くから柚子のほかに菖蒲(しょうぶ)などを湯に浮かべてきた。これらの植物にどんな薬効成分があるのか知らないが、少なくとも気持ちを安らかにする効果はありそうだ。子供の頃はミカンをお風呂に浮かべて遊んだりする事があった。そして風呂上がりには暖かくなったミカンを食べるのだが「風呂の湯で暖められる事によって甘みが増すのだ」と、何の根拠もない理論をでっちあげ「やっぱり甘みが増してるぞ」と、増してるかどうかを確かめる事などできないのに、満足顔で食べていた事を思い出す。

 では、この辺で“ひとっぷろ”浴びてまいります。きっと柚子も温めると甘味が増すはずですが、食べはしません。

おっといけないその前に
ただいま回転中のDAT
Introducing the Hardline According to Terence Trent D'Arby / TERENCE TRENT D'ARBY
「テレンス・トレント・ダービーは強硬路線をとる事にしたのだ」(※フレディーが勝手に和訳してみました)という長ったらしいタイトルを持つテレンス・トレント・ダービーのデビュー・アルバム(1987年発売)。この人が現れた時にはホントに驚いた。何に?って、その声にだ。なんと表現すればよいのだろう。とにかく衝撃的な声だ。首が締められているような、声帯を握り潰したような声でありながら、恐ろしく繊細でソウルフル。
 ジレンマ、苛立ち、失望、葛藤、怒りなど、誰の心の中にもある「ある部分」が共鳴してしまうような歌を裸の声で歌う。ある意味「暴力」と「癒し」をあわせ持つような不思議な人だ。

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