あっしの豚汁

「あっしには関りのねぇこって」「ただの癖ってもんでさぁ」うーん渋いっ! 紋次郎さん、あんたシビれるぜ! 最近あっしは渡世人(とせいにん)気取りなのだ。このところ毎夜寝る前に「木枯らし紋次郎」のビデオを観る癖がついちまったんでさぁ。明日はお休み。寝坊し放題ってことで、昨夜は何話も立て続けに観てしまった。で、今日はお昼過ぎまで“ぐ~すかぴぃ~”なのであった。さーて、今晩のご飯は何にしようか‥‥布団の中で考えた末「豚汁」に決定。

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 ゴソゴソと布団を抜け出して買い物に行き、午後3時から具材を切る切る。「あっしはカタギの衆を切る刀は持っちゃおりやせん」ヤクザな大根、ニンジン、里芋、ネギ、ゴボウ、エノキ、豆腐をバッサバッサと切り倒し、鍋に放り込む。豚汁を作るのは初めてだったが「具の多い味噌汁を作りゃあ良いだけの事さ」といい気になって作ったら、めちゃんこ大量の豚汁ができてしまった。これを1人で全部食べるのはちとキツい気もするが「あっしには関りのねぇこって」‥‥はははは「あるよ。関り」

 ところで皆さんは「豚汁」を「とんじる」と呼んでいますか? それとも「ぶたじる」? 僕の家では子供の頃から「ぶたじる」だった。なんとなく音的には「ぶた」より「とん」の方がソフィスティケイトされた印象があるので、時々「とんじる」と呼んでいる自分に気付くことがある。呼び方が違うくらいだから、中に入れる具材もおそらく各家庭や地域によって違いがあるのではないだろうか「うちはこんな物も入れますよ」って人がいたらご一報くだされ。トンガラシをふりかけて良し。おろし生姜を入れて良し。う~ん体が温まるねぇ♪

では先を急ぎますんで、ごめんなすって‥‥

��ナレーション)
木枯らし紋次郎 上州新田郡三日月村の貧しい農家に生まれたという。
10歳の時に故郷を捨て、その後一家は離散したと伝えられる。
天涯孤独な紋次郎が、どういう経路で無宿渡世の世界に入ったかは定かでない。

ただいま回転中のカセット
CITY CONECTION / 日野皓正
ヒノテルこと日野皓正(ひのてるまさ)の1979年のアルバム。この頃は世の中フュージョン・ブームの真っ只中で、ニューヨーク在住のジャズ&フュージョン・トランペッターであるヒノテルも日本のテレビCMにオシャレなミュージシャンとしてたびたび登場していた。このアルバムのサウンドには当時のニューヨーク臭がプンプン漂っている。スタイリッシュでゴージャスで粋(いき)。ちなみにこのテープのB面には同じくヒノテルの「DAYDREAM」というアルバムが入っているが、こちらもまたGOOD♪ やっぱりこの頃のニューヨークはいい音してるんだよなぁ‥‥。

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