10月1日。今日は昼間に外に出ると半袖でも汗ばむほどの陽気だった。クルマで買い物に出かけた時に、気になるものを取り留めもなく撮ってみた。
まずはリニアモーターカー「Linimo」の大きな看板。愛知万博の開催までとうとう半年を切った。万博のお膝元であるここでは、今日もいたる所で道路工事が行なわれている。片側通行だらけで目的地にちっとも着かなくて困ってしまったが、万博が開催されたらもっと渋滞するのだろうか‥‥。
スーパーマーケットの駐車場にクルマを停めると、フロント・ガラス越しにヒラヒラ舞ってる蝶々を発見。車を降りて見てみると大きな「アゲハ蝶」だった。小学生のころ僕たちはアゲハのことを「150円」と呼んでいた。紋白蝶や紋黄蝶は「120円」、黒アゲハはたしか「350円」だったと思う。その値段で売られていたからなのか、その値段で買い取ってもらえるからなのかは忘れてしまったが、学校の先生からは「生き物を値段で呼んではいけません」とキツク叱られた事を今でも覚えている。
信号で止まるとコンビニエンス・ストアの看板がやたらに目に付く。道を1本挟んで競い合うコンビニを見ていると「どちらかが先にギヴ・アップするんだろうなぁ」となんだかピリピリしたものが伝わって来る。こうした店舗は母体は大企業なのだろうが、実際に各店舗を切り盛りしているのは個人としての店長なのだろうから、きっと競争に勝つために毎日胃を痛めているのだろうな。と、つい自営業者の目で見てしまう。
アドバルーンというのは、子供の頃には随分と見かけたが、最近はめっきり見かけなくなったように思う。辞書を引いてみたらこんな説明がしてあった。
〔和 ad+balloon〕広告用の字幕などをつり下げて空にあげる気球。広告気球。アド-バルン。〔明治末頃、日本で考案されたもの〕
へぇ~ 日本で考案されたんだぁ。「アド」とは「アドバタイジング(広告)」の略だろうが、今やアドバルーンにはほとんど広告効果は期待できないだろう。何のメッセージも伝える事ができない上に、多くの人はその存在にすら気付いてないだろう。日本の空からアドバルーンの姿が消える日も遠くないだろうから、今のうちに眺めておこうと思う。
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