けっこうなお手前で

 数日前のayumiちゃんの日記「☆天衣無縫☆-artlessness-」に「京かおり」というペットボトル入りの抹茶の話題が載っていて、がぜん興味を持ってしまった僕は、さっそく今日コンビニに買いに行った。発売元のサイトを見てみたら関西と関東ではいたる所で手に入るが、中部地区ではココストアの一部の店舗でしか入手できないとあったのだが、運良く1件目のお店に置いてあったので買ってきたわさ。
 ふむふむ、なるほど。ayumiちゃんが言うように確かに「お茶なのに透明」だ。ペットボトルには水しか入ってないように見える。こりゃ面食らうね。説明書きを読むと、

フタを開ける→中ぶたが容器の中に落下する、と同時に抹茶の粉が水へと落ちる→フタを閉める→ペットボトルを振って粉を水に溶かす

と書いてある。そりゃ書いてある通りにやってみたわさ。

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 フタを開けると中ぶたが水面に落ち、水の中をユラユラと落ちていく。抹茶が水面に落ち、ダマダマが少しずつ落ちていく。ほほ〜ぉ、これが侘び錆びというものか。と、日本の心を満喫する間もなくここで事態は「静」から「動」へと急展開する。「おりゃ〜っ」とばかりボトルを振る振る。「今日のカクテルはノンアルコールとなっております」とバーテンダー気分を味わいつつ、茶わんへと注ぐ。そりゃ3回回して飲んだわさ。うーん‥‥「おいしい」のか? もともと抹茶などというものに縁のない僕には、これがおいしいのかどうなのかはわからなかったが、サッパリしていて、結構ゴクゴク飲んじゃいたくなる味だった。そして礼に始まり礼に終わる「ジャパニーズ・ワビサビ」であるからして「けっこうなお手前で」という言葉でささやかな茶会は終わったわさ。

 やはりこういう飲み物には「気の利いた茶菓子があった方がいい」というのが僕の結論だったわさ。

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